「今のサーブ、フットフォルトです。」
そんな一言で、せっかくの流れが止まってしまった経験はありませんか?
バドミントンのフットフォルトは、サーブ中の“足の動き”で判定されるルールです。
ポイントは「足の位置」と「タイミング」。
ここが曖昧だと、意識していなくても反則を取られてしまいます。
本記事では、競技規則(第9条)に基づきながら、初心者にも分かるように基準を整理しました。
ルールの言い回しを読み解き、「どこまでがOKで、どこからがNGか」をはっきりさせていきます。
- フットフォルトの正確な定義
- 判定の根拠となる競技規則のポイント
- サーバー・レシーバー別の具体例
- 反則にならない足の使い方
- サービス開始・終了の正しい基準
バド研究パパ基準が分かれば、フットフォルトはもう怖くありません。
まずは一緒に整理していきましょう。
結論|フットフォルトになるのはこの2つ


①サーブ中に足が床から離れる(左)、②サービスコートのラインを踏む(右)
バドミントンのフットフォルトは、次の2つの行為で判定されます。
- サーブ中に足が床から離れる、または位置がずれる
- サービスコートのラインを踏む、またはまたぐ
つまり、「足が動いた」「ラインに触れた」この2つが基本です。
そして重要なのは、サーブの始まりから終わりまでがフットフォルトの判定対象になるという点です。
ラケットヘッドが前方へ動き始めた瞬間から、シャトルを打ち終わるまでの間に、足が動いたりラインに触れたりすればフットフォルトになります。
次章では、競技規則(第9条)をもとに、判定ルールをわかりやすく整理していきます。



判定ルールを理解すれば、試合中に迷うことなくサーブを打てるようになりますよ。
フットフォルトとは?競技規則に基づく基本ルール


足は正しい位置を保ち、フットフォルトにならない状態です
バドミントンのフットフォルトに関する競技規則は、
第9条 サービス 第1項 (3) (4) が該当します。
第9条 サービス 第1項
(3) サーバー及びレシーバーは、斜めに向かい合ったサービスコート内に、サービスコートの境界線に触れずに立つものとする。(4) サーバー及びレシーバーの両足の一部分は、サービスを始めてから(本条第2項参照)サービスがなされるまで、(本条第3項参照)、その位置でコート面に接していなければならない。
引用元:日本バドミントン協会_競技規則_第9条サービス第1項
条文はやや硬いですが、内容はシンプルです。
- サービスコートのラインに触れてはいけない … 第9条 サービス 第1項 (3)
- サーブ中は両足の一部を同じ位置で接地しておく … 第9条 サービス 第1項 (4)
つまり、フットフォルトは次の2点で判定されます。
気になる項目をタップすると、具体例に移動できます。
さらに重要なのは判定のタイミングです。
競技規則では、サービスの開始はラケットヘッドが前方へ動き始めた瞬間と定義されています。
そこからシャトルを打ち終わるまでが、フットフォルトの対象時間です。
この間は、サーバーだけでなくレシーバーも同様に足を動かせません。
ルールの本質は、足の位置 × ライン × 判定時間の3点です。
これを理解しておけば、曖昧な不安はなくなります。
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フットフォルトを含めたサーブルール全体は、こちらで整理できます。





次章では、実際に起こりやすいフットフォルトの動作を具体例で確認していきます。
【反則①】サービス中に足が浮く・位置が変わる


フットフォルトで最も多いのが、サーブ動作中に足の位置が変わってしまうケースです。
サービス開始から打ち終わりまで、
足は「接地したまま・その位置で固定」が原則です。
競技規則(第9条)の該当条文を見る
第9条 サービス 第1項
引用元:日本バドミントン協会_競技規則_第9条サービス第1項
(4) サーバー及びレシーバーの両足の一部分は、サービスを始めてから(本条第2項参照)サービスがなされるまで、(本条第3項参照)、その位置でコート面に接していなければならない。
ポイントは、次の2点です。
- 両足の一部が床に接していること
- セットした位置から動かないこと
どちらかを満たせなければ、フットフォルトです。



では、サーバー・レシーバー別に、実際に起こりやすい事例を確認していきましょう。
サーバー側で起こりやすいケース
後ろ足の引きずり(最頻出)
ロングサーブで体重移動を使いすぎると、後ろ足が前に滑ることがあります。
床に触れていても、位置が変われば反則です。
打つ瞬間の離地(ジャンプ・つま先浮き)
ショートサーブで打点を安定させようとすると、足がわずかに浮くことがあります。
両足のいずれかが完全に床から離れれば反則です。
前足の一歩踏み出し
バックハンドサーブで押し出す動作が強いと、前足が自然に出てしまうことがあります。
セットした位置から動けばフットフォルトです。
レシーバー側で起こりやすいケース
サーバーだけでなく、レシーバーも同じ基準が適用されます。
予測によるフライング(サーバーが打つ瞬間)
プッシュやロングサーブを読んで、打たれる前に踏み出してしまうケースです。
ラケットが前進してから打ち終わるまでの移動は反則です。
リズム取りの足踏み
待機中に軽くステップを踏む癖がある選手は要注意です。
セットした位置から動いたり、床との接触が一瞬でも失われれば反則です。
フットフォルトにならないためのポイント
足の一部が接地していればOK
かかとが浮いていても、つま先が床に触れていれば問題ありません。
両足のどちらか一方でも、完全に離れなければOK。
構えで位置を固定する
サーブ前に足の位置を決め、動作中はそこから動かさない。
打ち終わるまでは静止を保ちましょう。
重心を低くする
下半身を安定させると、足が浮きにくくなります。
後ろ足の母趾球(親指側)を床に押し付ける意識が効果的です。
フットフォルトの本質はシンプルです。
サービス中は「接地を保ち、位置を変えない」。
- 浮かせない
- 滑らせない
- 位置を変えない
この3点を守るだけで、フットフォルトによる失点は確実に減らせます。



続いて、もう一つのフットフォルトの原因である「ラインに触れる」ケースを見ていきましょう。
【反則②】サービスコートのラインに触れる


反則①と同じく多いのが、サービスコートの境界線に足が触れてしまうケースです。
サービス中は、サーバー・レシーバーともに
「ラインに触れず、サービスコートの内側に立つ」が原則です。
競技規則(第9条)の該当条文を見る
第9条 サービス 第1項
引用元:日本バドミントン協会_競技規則_第9条サービス第1項
(3) サーバー及びレシーバーは、斜めに向かい合ったサービスコート(図A参照)内に、サービスコートの境界線に触れずに立つものとする。
ポイントは、次の2点です。
- サービスコートの境界線に触れない
- サービスコートの内側に立つ
どちらかを満たせなければ、フットフォルトです。



では、サーバー・レシーバー別に、起こりやすい事例を確認していきましょう。
サーバー側で起こりやすいケース
センターラインへの接触(最頻出)
サーブで中央から打とうと意識し過ぎて、足の側面がセンターラインに触れる。
サービスラインの境界線は、わずかな接触でも反則です。
ショートサービスラインへの接触
ショートサーブの距離を短くしようとして前へ詰め、つま先がラインに触れる。
「あと数センチ」が命取りになります。
レシーバー側で起こりやすいケース
サーバーと同様に、レシーバーも境界線に触れてはいけません。
ショートサービスラインへの接触
プッシュを狙って前へ構えすぎて、つま先がサービスラインに触れる。
特にダブルスでは頻出です。
サイドラインへの接触(シングルス)
クロスサーブを警戒して外側へ寄りすぎ、サイドラインに足が触れる。
「構えた時点」で触れていれば反則です。
フットフォルトにならないためのポイント
足の外側エッジがラインにかからない位置に立つ
線ギリギリを狙わない、少し余裕を持つ。
ラインから靴1足分(約5〜10cm)離れるだけで安全性は大きく向上します。
構えの段階で足元を一度確認する習慣をつける
目安として、白線と靴の間に床の色が見える状態をチェックする。
構えの段階で一度足元を確認する習慣をつける。
フットフォルト(反則②)の本質もシンプルです。
サービス中は「ラインに触れない」。
- 白線の上に乗らない(常に意識する)
- 靴の外側エッジも含めて線から離す
- 構える前に足元を一度確認する
この3点を守るだけで、ライン接触による失点はほぼ防げます。。



次の章では、「サービスの始まりと終わり」――フットフォルトが判定されるタイミングを確認します。
【判定タイミング】サービスはいつ始まり、いつ終わるのか


打つ直前のシーンから判定のタイミングを考えます
フットフォルトを防ぐには、
サービスが「いつ始まり、いつ終わるのか」を正しく理解することが重要です。
競技規則では、サービスは次の瞬間で区切られます。
- 開始:ラケットヘッドが前方へ動き始めた瞬間
- 終了:シャトルにラケットが当たった瞬間
この「開始〜終了」の間は、両足の一部を接地したまま、位置を変えずに保つ必要があります。
時間軸で整理すると
- ラケットが前に動く前
- まだ開始前(移動可)
- ラケットが前に動き始めた瞬間〜シャトルに当たるまで
- この間に動くとフットフォルト
- シャトルに当たった後
- 移動可
特にレシーバーは、打たれる前に踏み出してしまう「フライング」が起こりやすいポイントです。
相手のラケットが前に動き出したら、シャトルに当たるまで静止を意識しましょう。
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サーブ全体の判定基準は、サーブルールの記事で図解付きで確認できます。





続くFAQでは、初心者のよくある疑問を整理していきます。
よくある質問【FAQ】|フットフォルトの疑問解決


フットフォルトは細かいルールが多く、
「これって反則?」「どこまでがセーフ?」と迷いやすいポイントです。
ここでは、初心者やジュニア選手からよく寄せられる疑問をFAQ形式で整理しました。
試合前に不安をなくしておきましょう。
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他にもサービス時に注意したい「サーブ高さ」「スピンサーブ」を理解しておきましょう。







最後に、ここまでのポイントを総まとめします。フットフォルトを怖がらず、自信を持ってサーブを打てる状態を目指しましょう。
まとめ|基準がわかれば、フットフォルトはもう怖くない


フットフォルトは複雑に見えますが、判断基準は明確です。
「足の位置」「ラインとの関係」「サービスの時間帯」。
この3点を整理して理解すれば、判定に迷う場面はほとんどありません。
ルールはサーブの公平性を担保するために定められています。
判定基準が明確になると、迷いが減り、プレーに集中できるようになります。
本記事で整理したポイントは、次のとおりです。
- サービス中は 足を接地したまま・位置を変えない
- ラインには 一部でも触れたら反則
- 判定対象は ラケットが前に動いてからインパクトまで
- サーバー・レシーバーともに同一基準
- 打ち終わった後は自由に移動できる
重要なのは感覚ではなく、基準で判断することです。
足元と時間軸を意識するだけで、フットフォルトによる無駄な失点は減らせます。
ルールを味方につけて、落ち着いてサーブに臨みましょう。
わかると、バドはもっと楽しい。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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サーブ時の反則として「サーブ高さ」「スピンサーブ」も理解しておきましょう。





