バドミントンのサーブには、判断に迷いやすいルールがいくつか存在します。
特に試合中は、立ち位置・打つタイミング・動いてよい瞬間などを
同時に判断する場面が多く、混乱しやすくなります。
そのため、サーブルールは次の順番で理解すると混乱しません。
①立ち位置(サービスコート)→ ②サーブの順番 → ③正しい打ち方 →
④足の反則 → ⑤レシーブ開始 → ⑥判定(フォルトとレット)
この順番で、ルールを理解すると試合中に止められたり、注意される場面がなくなります。
本記事では、試合の流れに沿った6つの決まりごとを順番に整理し、初めてでも迷わず理解できる形で解説します。
読み終える頃には、「今のサーブは大丈夫?」と迷うことがなくなり、プレーに集中できるようになります。
- サービスコートの決まり|どこから打つか
- サーブの順番と交代|誰がサーブを打つか
- 正しいサーブの打ち方|どう打てば有効か
- フットフォルト|どこまで動いてよいか
- レシーブ開始のルール|いつ動いてよいか
- フォルトとレット|違反や中断はどうなるか
バド研究パパ気になる項目から読んでも問題ありません。
記事を通して、試合で役立つ知識を体系的に身につけていきましょう。
バドミントンサーブの6つの基本ルール【一覧表付き】


サーブルール理解の基礎となるシチュエーションです
バドミントンのサーブは、試合の流れを決める最初のプレーです。
しかし実際には「どこに立つ?」「いつ動く?」「今のはフォルト?」と迷う場面が多くあります。
そこで本記事では、サーブルールを6つの流れに整理し、まず全体像をつかめるようにまとめました。
気になる項目から読んでも理解できる構成になっています。
ルールの根拠(競技規則について)
本記事は以下の競技規則に基づいて解説しています。
・日本バドミントン協会 競技規則
・BWF Laws of Badminton
サーブルール早見表
| ルール | 内容 | 重要なポイント |
|---|---|---|
| ①サービスコートの決まり | 得点の偶奇で右・左が決まり、対角線の相手コートへ打つ | 立ち位置を間違えるとその時点でフォルト |
| ②サーブの順番と交代 | ラリーに勝った側がサーブを続け、ダブルスは決められた順に交代 | 得点してもサーバーは交代しない(位置だけ変わる) |
| ③正しいサーブの打ち方 | 1.15m以下でコルクから打ち、止めずに前方へ振る | 空振りもサーブ成立=フォルト |
| ④足の反則(フットフォルト) | 打ち終わるまで両足接地・ラインを踏まず位置を変えない | 滑る・浮く・踏むはすべて反則 |
| ⑤レシーブ開始のルール | 構え前のサーブ無効、打つ前の移動も反則 | 返球動作をした時点で準備完了 |
| ⑥フォルトとレット | 規則違反はフォルト、双方同時違反や妨害時はレットでやり直し | レットは同じサーバーが打ち直す |



まずは自分が迷いやすいルールから読んでみてください。
次の章から、各ルールの内容や注意点を詳しく解説していきます。
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サーブのルールを理解するには、まずコートの構造を知ることが重要です。
位置関係やコートの名前が分かると、サーブルールは理解しやすくなります。
【ルール①】サービスコート|立ち位置と狙うコートを理解する


サーブの立ち位置と狙うコートを示す場面です
バドミントンのサーブルールで最も多いミスは、立ち位置の間違いです。
サービスコートは得点によって自動的に決まります。
ここでは「どこに立ち、どこへ打つか」を整理します。
右コート・左コートの決まり方


まずサーバー側の得点を確認します。
バドミントンでは、サーバーの得点によって立つ場所が決まります。
サーバーの得点が
偶数=右コート / 奇数=左コートです。
この規則はシングルス・ダブルス共通です。
レシーバーは常に対角側のコートに立ちます。
位置を間違えた場合は「サービスコートの誤り」として修正されます。
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サーブ位置は得点と連動します。
点数の仕組みを知っておくと、サーブルールの理解が早くなります。
対角線に打つ必要がある


サーブは、斜め前にある相手のサービスコートへ入れます。
シャトルはネットを越え、相手のサービスコートに入れば有効です。
ライン上は「イン」扱いです。
よくあるミスは次の2つです。
- 真っ直ぐ打ってしまう
- サイドラインを越える(シングルスとダブルスでラインが異なる)
自分のコートとセンターラインを挟んだ反対側へ打つと覚えましょう。
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コートの区分が分かると、サーブの打つ方向が一気に理解できます。
レシーバーの立ち位置のルール


レシーバーは、サーバーと斜めに向かい合う位置に立ちます。
サーバーの得点によって決まる斜め前のコートが、レシーバーの位置です。
位置を間違えた場合は、サービスコートの誤りとして修正されます。
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サービスコートの名称を覚えると、立ち位置が自然に分かるようになります。
ダブルスのパートナーの位置と妨害ルール


ダブルスでは、サーバーとレシーバー以外の2人の立ち位置にも条件があります。
パートナーは自分のコート内であれば基本的に自由な位置に立てます。
ただし、サーブ前の時点で
サーバーとレシーバーの間に入り視界を遮る位置に立つことは禁止されています。
この配置は妨害とみなされフォルトになります。
- サーバー側のパートナー:
- 相手レシーバーの視界を遮らない
- レシーバー側のパートナー:
- 相手サーバーの視界を遮らない
妨害にならない配置であれば、
パートナーはコート内のどこに立っても問題ありません。



次は、試合が続く仕組み「サーブの順番」を整理します。
【ルール②】サーブの順番と交代|試合が続く仕組み


失点した側から相手へサーブ権が移る流れを示す場面です
サーブの順番は、特にダブルスで間違えやすいルールです。
この章では、誰がサーブし続けるのかを整理します。
流れを理解すると、試合中の戸惑いが減ります。
前章のコート位置を前提に、順番の動きを確認します。
サーブ権の決まり方


試合前のトスで、どちらが最初にサーブするかが決まります。
ラリーに勝った側が得点し、次のラリーのサーブ権を得ます。
負けた場合は相手サイドへサーブ権が移ります。
この仕組みはシングルス・ダブルス共通です。
連続で得点すると同じ選手が続けてサーブします。
ただし得点のたびに左右のサービスコートは入れ替わります。
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サーブ権は得点システムと一体です。
点数の仕組みを知ると、試合の流れが読めるようになります。
サーバーの順番


ダブルスではサーバーは固定の順序で回ります。
ゲーム開始時の並びを基準に、次の順でサービス権が移動します。
【例】
A・B側がトスに勝ちサーブを選択。
Aが最初のサーバー、Cが最初のレシーバー(A→C)。
サーバー権が回っていく順番
- 最初のサーバー(Aさん)
- 最初のレシーバーのパートナー(Dさん)
- 最初のサーバーのパートナー(Bさん)
- 最初のレシーバー(Cさん)
この順番をゲーム終了まで繰り返します。
順番は固定ですが、覚える必要はありません。
得点の偶奇で立つ場所が決まり、決められた順番に当てはまる選手がサーバーになります。



つまり、前章で解説した「サービスコートの立ち位置ルール」を理解していれば、自然とサーバーも判断できます。
※詳しい仕組みは「バドミントン ダブルス ルール」で解説予定です
ゲームに勝ったサイドが、次のゲームの最初のサーバーになります。
このときはペア内のどちらがサーブしても構いませんが、その選手が順番の起点になります。
レシーブ側もどちらが受けても構いません。
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順番を覚えるより、位置で理解した方が簡単です。
その考え方を整理しておきましょう。


間違えた場合の処理
順番や位置を間違えても失点にはなりません。
これは「サービスコートの誤り」と呼ばれ、気付いた時点で正しい位置へ修正します。
すでに入った得点はそのまま有効です。
大切なのは、誤りに気付いたらすぐに修正することです。



次はサーブが有効になる条件「打ち方のルール」を確認します。
【ルール③】正しいサーブの打ち方|有効になる打点と動作


羽根に先に当たるとフォルトになります。
バドミントン サーブルールは「位置」だけでなく打ち方でも判定されます。
正しいコートに立っていても、動作が違えばフォルトになります。
ここでは試合でチェックされる動作を順番に確認します。
ラケットは下向きでコルクを打つ


サーブでは、シャトルが当たる瞬間にラケットのシャフトが下向きでなければなりません。
当たる瞬間に下向きでない場合はフォルトになります。
また、最初に当たるのは羽根ではなくコルクです。
羽根に当てて回転をかける打ち方(スピンサーブ)はフォルトになります。
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なぜこの打ち方が禁止なのか?
理由を知るとルールが丸暗記ではなく“納得”に変わります。


打点は腰より下(1.15m以下)


サーブではシャトルに当たる瞬間の高さが決められています。
シャトルの最も高い部分がコート面から1.15m以下でなければフォルトです。
身長に関係なく同じ基準で判定されます。
ラケットが低くても、シャトルが浮いて当たれば反則になります。
当たった時の「ラケットの高さ」ではなく、シャトルの高さが基準です。
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フォルト判定で一番トラブルになるのが「高さ」です。
試合で止められる前に基準をチェックしておきましょう。


連続動作で打たなければならない


サーバーは、ラケットを前に振り始めた動作を止めてはいけません。
前方へ動かし始めたら、そのまま一度で打ちます。
途中停止や引き直しはフォルトです。
フェイントのための二段モーションを防ぐための規則です。
レシーバーの準備完了を確認してから打つ


サーバーはレシーバーが準備できる前に打ってはいけません。
準備できていない状態で打った場合は、フォルトではなくレット(やり直し)になります。
ただし、レシーバーが返球しようと動いた場合は
準備完了(レディ)と判断され、そのままプレーは成立します。
空振りでもフォルトになる


サーバーがラケットを振ってシャトルに当たらなくても、
その時点でサーブは開始されたと判定されます。
打ち直しはできず、そのままフォルトになります。



ここまでがラケットとシャトルのルールです。
次は、サーブ時に最も取られやすい反則「足の位置(フットフォルト)」を確認します。
【ルール④】フットフォルト|足の位置と動いてよい範囲


この間に足がラインに触れるとフォルトです
ここではバドミントン サーブルールの「足の反則」を確認します。
正しく打っても、足の位置を間違えるとサーブは無効になります。
打つ前に止まっているかが判定のポイントです。
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フットフォルトの判定は「足の位置」と「動き出すタイミング」が決め手。
詳しい基準や具体例は、こちらの記事で解説しています。


サーブ動作中は足を動かさない


サーブの構えに入ったら、サーバーとレシーバーは両足の一部を床に接地させます。
そしてラケットの前方への動きが始まった後は、打つ瞬間まで足を移動させてはいけません。
ジャンプ・踏み込み・歩き直しなどがあるとフットフォルトになります。
ただし、床に触れたままの体重移動や回転は問題ありません。
反則例
- ジャンプして打つ
- 踏み込みながら打つ
- ステップして打つ
- レシーブ側が先に踏み出す
かかとの回転など、床に触れたままの体重移動は問題ありません。
サービスコートの線を踏まない


サーバーとレシーバーは、それぞれ自分のサービスコートの内側に立ちます。
サーバー・レシーバーともに、
打つ瞬間に足がラインへ触れるとフットフォルトです。
ラインはコートの外側として扱われます。
重要なのは構えた位置ではなく打つ瞬間です。



次は、サーブが成立する基準にもなる
レシーブ開始のタイミングを確認しましょう。
【ルール⑤】レシーブ開始のルール|動き出してよい瞬間


バドミントンのサーブルールでは「どこに立つか」だけでなく、
いつ動いてよいかも重要な判定ポイントです。
どのタイミングからプレーが始まり、
どこまで動いてよいのかを整理しましょう。
サーブが始まるタイミング
サーバーのラケットが前方へ振り出された瞬間にサービスは開始されます。
この時点から、サーバーとレシーバーには
動きの制限が発生します。
インパクト前に動き出してはいけない


サーバーのラケットが前方へ動き始めた瞬間からサーブが始まります。
この間、レシーバーはシャトルに当たる前に有利になる動作をしてはいけません。
先に反応するとレシーバーのフォルトになります。
フォルト(反則)になる代表例です。
- 踏み込みながら待つ
- 予測してスタートを切る
- 打たれる前にジャンプする
ただし、足の位置を変えない範囲の体重移動や構え直しは問題ありません。
シャトルに触れた瞬間(サービス完了)から自由に動けます。
レシーバー以外が返球するとフォルト
サービスは、必ずレシーバー本人が最初に打たなければなりません。
ダブルスではラリー中はどちらが打っても構いませんが、
サーブだけは例外で、最初の1打はレシーバーに限定されています。
もしサーブをレシーバーのパートナーが触れてしまうと、
故意・偶然に関係なくフォルトになります。
例えば次のような行為です。
- パートナーが不意に打ってしまった
- パートナーの体やラケットに当たった
これはレシーバーの準備確認のための特別なルールです。



ここまででサーブが成立する条件が分かりました。
次は違反時の判定「フォルトとレット」を整理します。
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視界妨害とネット付近の反則はセットで起きやすいプレーです。
【ルール⑥】フォルトとレット|反則とやり直しの判断基準


フォルトはやり直しではなく相手に1点入ります
バドミントンのサーブでは、
「今のは失点?それともやり直し?」と迷う場面がよくあります。
ここでは「フォルト(失点)とレット(やり直し)の違い」 を整理し、
どの場面でどちらが宣告されるのかを分かりやすく確認します。
この基準を覚えるだけで、試合中の判断に迷わなくなります。
失点かやり直しかで判断する
試合中は、細かいルールを思い出そうとすると迷ってしまいます。
そこで大事なのは「プレーが続くか・止まるか」で考えることです。
フォルト(失点)
どちらかのミス・違反なので、ラリーは終了し相手に1点入ります。
サーブ権も相手へ移ります。
レット(やり直し)
誰も悪くない中断です。
得点は入らず、同じサーバーがもう一度サーブをやり直します。
つまり
「どちらかの失敗 → フォルト」
「仕切り直し → レット」
と覚えると判断しやすくなります。
サーブで失点になる反則
サーブの瞬間にルールへ違反すると
フォルト=相手の得点 になります。
やり直しにはなりません。
つまりサーブは、その時点でラリー終了となります。
サーブ時にフォルトになる例
| 状況 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 打点が1.15mを超えた | フォルト | サービス条件違反 |
| ラケットの動きが止まった | 連続動作違反 | |
| 羽根から当たった | 正しい打球でない | |
| 空振り | サービス完了扱い | |
| ネットを越えない | 有効なサービスでない |
これらはすべて、サービスの違反行為 です。
審判は「フォルト」を宣告し、相手に1点が与えられます。
レット(やり直し)になる状況
レットは反則ではなく、プレーを公平に続けられないと判断されたときの仕切り直しです。
どちらかのミスではなく、ラリー自体が成立していない扱いになります。
そのため、得点は入らず直前のサーブからやり直しになります。
レットになる例(やり直し)
| 状況 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| レシーバーが構える前に サーブされた | レット | 準備未完了 |
| 双方が同時に違反した | 判定不能 | |
| 視界遮りが同時に発生した | 公平性欠如 | |
| シャトルが壊れた・羽根が取れた | ラリー継続不能 | |
| コート外からの妨害 (人・物・音など) | 外部要因 | |
| 審判が判定できなかった | 確認不能 |



フォルトとレットの違いが分かれば判定で迷いません。
次は実戦で迷いやすい場面をQ&A形式で確認していきましょう。
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判定で迷う代表例がネットインです。フォルトとの違いを整理しましょう。
実戦Q&A|サーブの反則と判定ポイント


Q&A形式で反則ポイントを確認できます
バドミントンのサーブルールは理解したつもりでも、
実際のプレーでは「今の反則?」と迷う場面が多くあります。
ここでは実際によくあるケースから、
判定の考え方をQ&A形式で確認していきます。
サーブの判定は「フォームの見た目」ではなく、
「打つ前に動いたか」「当たった高さ」「足が動いたか」
この3つで決まります。
曖昧に感じる場面の多くは
「いつがスタートか」を理解すると整理できます。
▼関連記事▼
ルールを理解したら、競技の背景や豆知識も確認しておきましょう。
まとめ|サーブルールは6つの流れで理解すると迷わない


迷わず自信を持ってプレーできます
試合中に「今のは反則?やり直し?」と迷う場面は多いものです。
サーブは単独のルールではなく、順番に確認していく仕組みで整理できます。
本記事では、立ち位置から判定までを6段階に分けてまとめました。
流れで押さえると、審判がいないゲームでも落ち着いてプレーできます。
まず「どこに立つか」を確認し、最後に失点かやり直しかを判断します。
この順番を意識するだけで、サーブルールはぐっと理解しやすくなります。
上から順に確認すれば、迷わず判定できます
| ルール | 内容 | 重要なポイント |
|---|---|---|
| ①サービスコートの決まり | 得点の偶奇で右・左が決まり、対角線の相手コートへ打つ | 立ち位置を間違えるとその時点でフォルト |
| ②サーブの順番と交代 | ラリーに勝った側がサーブを続け、ダブルスは決められた順に交代 | 得点してもサーバーは交代しない(位置だけ変わる) |
| ③正しいサーブの打ち方 | 1.15m以下でコルクから打ち、止めずに前方へ振る | 空振りもサーブ成立=フォルト |
| ④足の反則(フットフォルト) | 打ち終わるまで両足接地・ラインを踏まず位置を変えない | 滑る・浮く・踏むはすべて反則 |
| ⑤レシーブ開始のルール | 構え前のサーブ無効、打つ前の移動も反則 | 返球動作をした時点で準備完了 |
| ⑥フォルトとレット | 規則違反はフォルト、双方同時違反や妨害時はレットでやり直し | レットは同じサーバーが打ち直す |
ここまで理解できれば、サーブの判定で迷う場面はかなり減るはずです。
「わかると、バドはもっと楽しい」



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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「バドミントン サーブルール」を理解したら、次は反則の判断基準へ。
試合で迷わないための重要ポイントを確認しましょう。









