「このシャトル、入ってる?アウト?」
「シングルスとダブルスで、コートって違うの?」
「サーブのときだけ、なぜルールが変わるの?」
バドミントンのコートルールは、
ラリー中かサーブ時か、シングルスかダブルスかによって有効エリアが変わるため、
初心者ほど混乱しやすいポイントです。
しかし、一つひとつ整理して理解すれば、決して難しいルールではありません。
この記事では、バドミントンコートのルールを「ラリー編」「サーブ編」に分けて整理し、
シングルス・ダブルスの違いや、よくある勘違いまで図解付きで解説します。
「なんとなくプレーしていたコートの使い方」がスッと理解できるはずです。
- バドミントンコートの基本ルール(イン/アウト)
- シングルス・ダブルスで違う有効エリア
- サーブ時に使うサービスコートのルール
- サーブやコートチェンジなど進行ルール
- 初心者が迷いやすいコートルールQ&A
バド研究パパバドミントンのコートルールは、最初に全体像をつかむことが大切です。
まずは、コートルールの基本的な考え方から確認していきましょう。
バドミントンコートのルールとは?


バドミントンコートのルールとは、コート内外の判定や有効エリア、サーブ時の立ち位置など、試合を正しく進めるために定められた決まりごとです。
これらのルールは、日本バドミントン協会が発行する競技規則に基づいて定められており、公式試合はもちろん、練習や日常のプレーでも共通の基準として使われています。
コートは長方形と定められ、ライン幅は40mm。イン/アウトの判定は、選手の位置ではなくシャトルの落下地点によって判断されます。これを理解しておくことで、セルフジャッジや試合進行もスムーズになります。



まずは、すべての基本となるイン/アウトのルールから確認していきましょう。
コート内・コート外の基本ルール(イン/アウト)


バドミントンの試合で最も判断に迷いやすいのが、シャトルがインかアウトかという場面です。
しかし、公式ルールで定められている判定基準はとてもシンプルで、判断のポイントは一つだけです。
ここでは、イン/アウトの基本的な考え方と、初心者が特に間違えやすいポイントを整理して解説します。
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バドミントンのコートルールを理解するうえで、まず押さえておきたいのが各ラインやサービスコートの名称です。
ラインの名前と役割を先に整理しておくと、以降のルールがスッと頭に入ります。


ラインはコート内に含まれる
バドミントンではライン自体もコート内に含まれるため、
境界線上に触れていればアウトにはなりません。
そのため、ラインに触れたシャトルはイン(有効)として判定されます。
イン/アウトの判定基準
- イン(有効):シャトルがライン上、または内側に落ちた場合
- アウト(失点):シャトルがラインの外側に落ちた場合
公式ルールでは、シャトルが「ライン外に落ちたときのみアウト」と定められています。
そのため、ラインに少しでも触れていればイン(有効)となります。
判定の基準は「コルクの落下地点」


イン/アウトは、シャトルのコルク(基部)が最初に触れた位置で判断します。
羽根の見え方や選手の位置は、判定基準にはなりません。
- コルクがラインの外 → アウト
- コルクがライン上・内側 → イン
羽根が外に出て見えていても、コルクがラインに触れていればインです。
普段から「羽根ではなくコルクを見る」意識を持つと、判定で迷いにくくなります。



次は、ラリー中に使うコートの有効エリアについて、
シングルス・ダブルスの違いを整理して見ていきましょう。
バドミントンコートのルール【ラリー編】


ラリー中は、シングルスとダブルスでコートの横幅が異なります。
まずは、ラリー中に使える有効エリアの違いを整理しておきましょう。
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ラリー中の有効エリアを正しく理解するには、コート全体のサイズ感を把握しておくことが大切です。
シングルス・ダブルスでどれくらい広さが違うのか、こちらの記事で詳しく解説しています。


シングルスの有効エリア


シングルスでは、コートは縦に長く・横は狭く使います。
- サイドライン:内側のラインまで有効
- バックライン(奥):一番奥のラインまで有効
つまり、幅は狭く、奥行きはフルに使うのがシングルスの特徴です。
上図のピンク色部分が、シングルスの有効エリアにあたります。
ダブルスの有効エリア


ダブルスでは、シングルスより横に広くコートを使います。
- サイドライン:外側のラインまで有効
- バックライン(奥):一番奥のラインまで有効
つまり、ラリー中は幅が広く、奥行きもフルに使うのがダブルスです。
シングルスとの違いは「横幅のみ」である点を押さえておきましょう。
ラリー中に間違えやすいポイント
ラリー中は、次のような点で勘違いが起こりやすいため注意が必要です。
- 立ち位置の制限はない
ラリー中は、コート内であればどこから打っても問題ありません。
サーブ時のような対角線の制約はありません。 - ネットに触れても越えれば有効
シャトルがネットに触れても、相手コートに入ればインです。
越えなければフォルトになります。 - 体や服に触れたらフォルト
シャトルがプレーヤーの体や衣服に触れた場合はフォルト(失点)です。 - 天井・壁に当たったらアウト
シャトルが天井や壁など、コート外の構造物に触れた場合はアウトになります。 - 二回打ち・キャッチは禁止
同じ選手が連続で打つ、またはシャトルを捕らえて投げるような打ち方はフォルトです。 - ネットを越えて打つのは禁止
相手コート側でシャトルを打つ行為は原則フォルトです。
ただし、打点が自コート側であれば、フォロースルーでネットを越えるのは反則ではありません。
ここまでが、ラリー中のコートルールです。
実はバドミントンでは、サーブのときもシングルスとダブルスで使うエリアが異なります。



次の章では、サーブ時に使う「サービスコート」の考え方を中心に、シングルス・ダブルスそれぞれの違いをわかりやすく整理していきます。
バドミントンコートのルール【サーブ編】


バドミントンでは、サーブ時だけ適用される「サービスコート」のルールがあります。
ラリー中とは異なり、立ち位置・打つ方向・有効エリアが明確に決められているのが特徴です。
サーブ時は「サービスコート」という別ルール
サーブの開始時、サーバーとレシーバーは斜め向かいのサービスコート内に立ちます。
- 両足はサービスコート内に接地していること
- 境界線を踏んだ状態での構えはフォルト
- サーブが打たれるまで、足は動かしてはいけない
この立ち位置のルールは、シングルス・ダブルス共通です。
サーブ前に、互いが正しいサービスコートに立っているか確認しましょう。
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サーブルールの全体の流れはこちらで確認できます。
サーブ時の有効エリア(シングルス/ダブルス)


サーブは、必ずレシーバー側のサービスコート内に落ちなければなりません。
この有効エリアは、シングルスとダブルスで異なります。
- シングルス
- 横幅:内側のサイドラインまで
- 奥行き:一番奥のバックラインまで有効
- ダブルス
- 横幅:外側のサイドラインまで
- 奥行き:ロングサービスライン(ダブルス)まで
※一番奥のラインはアウト
特にダブルスでは、一番奥のバックラインではなく、
その手前のロングサービスラインが奥行の境界になります。
奥に入りすぎたサーブはアウトになるため注意しましょう。
サービスコートを間違えた場合の扱い
サーブの立ち位置や打順を間違えていたことに気づいた場合は、
判明した時点で正しい位置に修正します。
- それまでの得点はそのまま有効
- 失点ややり直しにはならない
特にダブルスでは起こりやすいミスなので、落ち着いて修正すれば問題ありません。



サーブには、コート以外にも押さえておきたい進行ルールがあります。
試合中に迷わないためにも、続けて確認していきましょう。
サーブ時に共通する基本ルール(コート以外)


サーブ時には、コートの範囲以外にも押さえておきたい基本ルールがあります。
特に重要なのが、得点(偶数・奇数)による立ち位置と、ダブルス特有のサーブ順です。
得点(偶数・奇数)で変わる立ち位置




サーバーは、自分の得点によって立つサービスコートが決まります。
- 偶数:右側のサービスコートからサーブ
- 奇数:左側のサービスコートからサーブ
レシーバーは、常にサーバーの斜め向かいのサービスコートで構えます。
このルールはシングルス・ダブルス共通です。
ダブルスで注意したい人・順番のルール
バドミントンでは、ラリーに勝った側が必ず1点を得て、次のサーブを打ちます。
このルールは、シングルス・ダブルス共通です。
ダブルスでは、サーブしたペアが得点した場合、
同じ選手が続けてサーブを行い、得点が増えるごとに左右のサービスコートを入れ替えます。
一方、サーブした側がラリーに負けた場合は、
相手ペアのうち、その時点の得点(偶数・奇数)で決まるサービスコートに立っている選手が次のサーブを行います。
つまりダブルスのサーブは、
「得点した側がサーブ継続」「偶数・奇数で立ち位置が決まる」
という2点を押さえておけばOKです。
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サーブの順番・打点・フォルト判定まで含めた全体ルールは、こちらで確認できます。





次は、試合全体の流れに関わるコートチェンジのルールを確認します。
コートに関わる進行ルール|コートチェンジ


バドミントンでは、試合の途中でコート(エンド)を入れ替えるルールがあります。
どのタイミングでチェンジするのかを、ここで整理しておきましょう。
コートチェンジのタイミング
- 各ゲーム終了時
第1ゲーム、第2ゲームが終わった時点で、両者はコートを交替します。 - 最終ゲーム(第3ゲーム)の途中
どちらかが11点に達した時点(中間点)で、もう一度コートチェンジを行います。
これらは、バドミントンの公式競技規則で定められている交替タイミングです。
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サーブ順やコートチェンジを理解したら、次に知っておきたいのが試合の点数ルールです。
何点マッチで進行するのか、こちらで初心者向けに整理しています。


忘れた場合の扱い
万が一、コートチェンジを忘れたまま試合を進めてしまった場合でも、
気づいた時点で、シャトルがインプレーでないタイミングに交替すれば問題ありません。
この場合、スコアはそのまま継続され、フォルトや失点にはなりません。
主審が「Change ends(チェンジ・エンズ)」と声をかけて修正することもあります。



ここまでの内容を踏まえて、よくある疑問をQ&A形式で整理していきましょう。
よくある質問【FAQ】|バドミントンコートのルール


この章では、バドミントンコートに関して特に質問の多いポイントを、
公式ルールに基づいてQ&A形式でまとめました。
以上が、バドミントンコートに関するよくある疑問と公式ルールの整理です。
ルールを正しく理解しておくことで、
プレー中の迷いやトラブルを減らし、試合をより楽しめるようになります。



最後に、ここまで解説してきた内容を振り返りながら、コートルールのポイントを整理します。
まとめ|コートルールを理解すれば、バドミントンはもっと楽しくなる


バドミントンのコートルールは、ラインの意味やサービスエリアなどが明確に定められています。
イン/アウトはシャトルの着地点で判定され、境界線は内側が有効です。
また、シングルスとダブルス、ラリー時とサーブ時では使うエリアが異なります。
この違いを理解することが、迷わずプレーするための第一歩です。
本記事で整理したポイントは、次のとおりです。
- イン/アウトの基本(ラインはコート内・判定はコルク基準)
- ラリー中の有効エリア(シングルス/ダブルスの違い)
- サーブ時のサービスコート(種目ごとに異なる範囲)
- 得点と立ち位置の関係(偶数・奇数の考え方)
- 試合進行の基本(コートチェンジのタイミング)
これらを押さえておけば、セルフジャッジでも迷いにくく、プレーに集中しやすくなります。
ぜひ本記事を参考に、「理解してプレーする」バドミントンを楽しんでみてください。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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