バドミントン初心者にとって、
コートのラインは少しややこしく感じますよね。
「あれ、どこまでがセーフなラインだっけ?」
「手前? 奥?」「内側? 外側?」
シングルスとダブルスで使うラインが違ったり、「ショートサービスライン」や「右サービスコート」など聞き慣れない名称も多く、初心者にとっては混乱しやすいポイントです。
でも大丈夫。各ラインやサービスコートの意味を押さえておけば、プレー中も観戦中も「あの線なに?」と迷わなくなります。
この記事では、バドミントンの公式競技規則に基づいて、ラインとサービスコートの名称・意味を図解で理解できるよう、わかりやすく解説します。
- バドミントンコートの全体図と名称の基本構成
- コートに引かれている各ラインの正式名称と役割
- ライト/レフトサービスコートの使い分けルール
- ライン幅やラインテープに関するルール
- コート構成に関するよくある疑問と対処法
バド研究パパ公式ルールに沿った用語を覚えたい方や、ラインの役割を正確に理解したい方におすすめの内容です。
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※コート全体の広さや寸法を先に把握しておくと、このあとのライン解説がより理解しやすくなります。
「バドミントンコートのサイズ解説」も参考にしてください。


バドミントンコート名称が分かる全体図


この全体図を見て、
「ラインが多すぎて覚えにくい…」と感じた方も多いのではないでしょうか。
でも大丈夫です。この段階では、細かく覚える必要はありません。
まずは、コート全体の構造をざっくり把握できればOKです。
実はバドミントンコートのラインは、役割ごとに整理するととてもシンプルになります。
ポイントはひとつだけ。
コートは「縦のライン」と「横のライン」で役割が分かれている、それだけです。
- 縦のライン:シングルス用・ダブルス用にコートの幅を分ける
- 横のライン:主にサービスの位置や有効範囲を決める
横のラインが多く見えるのは、
シングルスとダブルスでサービスのルールが異なるためです。
その違いに対応する形で、ダブルス用の線やショートサービスラインが引かれています。
まずは、
「どの線がコートの外枠なのか」
「どの線でサービスコートが区切られているのか」
この2点だけを意識して、全体を眺めてみてください。



次の章からは、各ラインの名称と役割をひとつずつ、
初心者の方にも分かりやすく、やさしく解説していきます。
バドミントンコートのライン名称一覧


バドミントンコートには、試合形式やサービスのルールに応じて使い分ける複数のラインが引かれています。
一見すると複雑に見えますが、「どこまでが有効エリアか」「サービスで使う線はどれか」を押さえれば理解はシンプルです。



ここでは、試合で必ず登場する主要なライン名称を、役割とあわせて確認していきましょう。
サイドライン(シングルス用・ダブルス用)


サイドラインは、横方向のアウト・インを判定するためのラインです。
※シングルスとダブルスで使う位置が変わるため、特に間違えやすいポイントでもあります。
コートの左右端に引かれた縦のラインで、
試合形式によって有効となるラインが異なります。
- ダブルス用サイドライン
コートの外側に引かれた線
→ ダブルス時の有効幅(6.10m) - シングルス用サイドライン
ダブルス用より内側に引かれた線
→ シングルス時の有効幅(5.18m)
ダブルスは外側、シングルスは内側
まずはこの使い分けのルールを押さえておきましょう。
センターライン(中央線)


センターラインは、左右のサービスコートを分けるためのラインです。
※サーブの位置や入るエリアを判断する際の、重要な基準になります。
コート中央を縦に二分するラインで、主にサービス時の判定に使われます。
- ショートサービスラインからネット方向に伸びる線
- 左右のサービスコートを区切るための境界線
サービス時は、このラインを基準に
「右(ライト)」「左(レフト)」のサービスコートが決まります。
ショートサービスライン


ショートサービスラインは、サーブが最低限ここを越えなければならないラインです。
※サービスが有効かどうかを判断する、重要な基準になります。
ネットから1.98mの位置に引かれた、ネットと平行な横のラインです。
- サービス時、シャトルはこのラインより奥に落ちる必要がある
- 手前に落ちるとフォルト(失点)
ネットぎりぎりを狙うローバックサーブでは、
特に判定が分かれやすいラインです。
ロングサービスライン(ダブルス)


ロングサービスライン(ダブルス)は、
ダブルスのサービスで「奥行き方向のアウト・イン」を判定するためのラインです。
※サーブのアウト・イン判定に直接関わる重要な基準になります。
ダブルスのサービス時のみ使用される横のラインで、
バックバウンダリーライン(エンドライン)から0.76m内側に引かれています。
- ダブルスのサービスでは、このラインを越えるとアウト
- 奥に出すぎないよう、高さと距離のコントロールが必要
バックバウンダリーライン(エンドライン)


バックバウンダリーラインは、コート奥方向のアウト・インを判定する基準となるラインです。
ラリー中は常にこの線までが有効で、シングルスのサービスではサーブの奥側の判定ラインとしても使われます。
※競技規則では「ロングサービスライン(シングルス)」を兼ねるラインとされています。
- ラリー中
→ シングルス・ダブルスともに、この線までが有効エリア - サービス時
- シングルス:この線がロングサービスラインになる
- ダブルス:手前のロングサービスラインまでが有効
ラリーとサービスで「使われ方が変わる」点を押さえておきましょう。
これらのラインを組み合わせて区切られたエリアが、
次に解説する「サービスコート」です。



次の章では、ライト/レフトサービスコートの違いと使い分けを分かりやすく整理していきましょう。
バドミントンのサービスコートとは?


バドミントンのルールで、特に混乱しやすいのがサービスコートです。
試合中に「今どこからサーブだっけ?」と迷った経験がある方も多いのではないでしょうか。
「どこからサーブを打つのか」「どこに入れればいいのか」は、
このサービスコートの理解がすべてといっても過言ではありません。
ただし考え方はシンプルで、
得点(偶数・奇数)によって、使う左右のエリアが決まるだけです。



まずは右と左、それぞれの役割を確認していきましょう。
ライトサービスコート(右サービスコート)


ライトサービスコートは、サービスを打つ位置を決めるためのエリアで、
サーバーの得点が偶数のときに使われるのが特徴です。
コートを正面から見たときの右側にあたるサービスエリアで、
シングルス・ダブルスともに同じ考え方で使用されます。
使用ルール(シングルス・ダブルス共通)
- サーバーの得点が「0点または偶数」のとき
→ 右(ライト)サービスコートからサーブ - サーブはネット越しに対角線上の相手サービスコートへ入れる
「偶数=右(ライト)」と覚えるのがコツ
まずはこの対応関係を押さえておけばOKです。
レフトサービスコート(左サービスコート)


レフトサービスコートは、サービスを打つ位置を決めるためのエリアで、
サーバーの得点が奇数のときに使われるのが特徴です。
コートを正面から見たときの左側にあたるサービスエリアで、
シングルス・ダブルスともに同じルールで使用されます。
使用ルール(シングルス・ダブルス共通)
- サーバーの得点が「奇数」のとき
→ 左(レフト)サービスコートからサーブ - サーブは必ず対角線上の相手サービスコートへ入れる
「奇数=左(レフト)」と覚えるのがコツ
ライトサービスコート(偶数=右)とセットで覚えると混乱しません。
サービスコート(シングルス/ダブルス)の考え方


サービスコートの左右や対角線の考え方は共通ですが、
有効エリアを形づくるラインは、シングルスとダブルスで一部異なります。
サービスコートの有効エリアを構成するライン名称
| ライン名称 | 役割 | シングルス | ダブルス |
|---|---|---|---|
| ショートサービスライン | 手前の判定ライン | 共通 | |
| センターライン | 左右を分けるライン | 共通 | |
| サイドライン | 左右方向の判定ライン | シングルス用サイドライン | ダブルス用サイドライン |
| ロングサービスライン | 奥方向の判定ライン | バックバウンダリーライン | ロングサービスライン(ダブルス) |
| 奥行きの有効範囲 | ー | コート最奥まで | ロングサービスライン(ダブルス)まで |
まずは「共通のライン」と「異なるライン」だけを押さえれば、サービスコートの考え方は一気に整理できます。
シングルスとダブルスでは、サービスコートの奥行きの扱いが異なります。
左右や対角線は同じでも、奥方向の判定ラインが変わる点がポイントです。
この違いは、前章で解説した各ラインの役割とあわせて理解すると、自然に整理できます。
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サービスコートを理解したら、次は「実際にどうサーブが進行するか」を押さえておきましょう。
まずはサーブルール、その後にコート全体のルールを確認すると理解がスムーズです。




サービスコートを理解すると、
「なぜフォルトになったのか」「どこからサーブすべきか」が自然と見えてきます。



続いて、ラインとは少し役割の違う
ネットやポストなど、コートの基本設備を見ていきましょう。
ライン以外のコート構成要素(ネット・ポスト)


コートの名称やラインを理解したら、次に押さえておきたいのがネットとポストです。
高さや設置位置が細かく決められており、試合の成立に直結する重要な要素でもあります。



ここでは、ルール上のポイントだけをサクッと整理します。
ポスト(ネットを支える柱)
ポストは、ネットを支えるための柱です。
設置位置と高さは、競技規則で明確に定められています。
- 高さ:1.550m(コート面から/シングルス・ダブルス共通)
- 設置位置:ダブルスのサイドライン上
- ポストはサイドラインの内側に入ってはいけない
シングルスでも、ポスト位置はダブルス基準で変わりません。
ネット(高さと構造)
ネットは、コート中央に張られる仕切りで、サーブやネットイン判定に大きく関わります。
- 素材:濃色の細い紐でできた網
- 上端:幅75mmの白いテープで補強
- 高さ
- 両端(ポスト位置):1.550m
- 中央部:1.524m
- 幅:6.10m以上(ダブルスコート幅以上)
- 丈:760mm
- ネットの両端とポストの間に隙間があってはならない
→ 必要に応じてネットをポストに結びつける
中央が少し低いのは、ネットが自然にたわむ構造を前提にしているためです。
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バドミントンネットの高さルールを詳しく知りたい方は、
こちらの記事もあわせてご覧ください。


ネットとポストは、
高さ・位置が少し違うだけでルール違反や誤判定につながる要素です。
基本を押さえておくことで、試合や練習環境を正しく理解できます。



次は、よくある疑問をまとめたFAQで、細かな不安点を解消していきましょう。
FAQ(よくある質問)|ライン・サービスコートの疑問解決


ここでは、バドミントンコートのラインやサービスコートでよくある疑問をまとめました。
試合や練習中に迷いやすいポイントを、要点だけ簡潔に確認していきましょう。
ここまでで、バドミントンコート名称・ライン・サービスコートに関する疑問は一通り整理できたはずです。



最後に、記事全体のポイントをまとめて振り返ってみましょう。
まとめ|コート名称は「ライン+サービスコート」を理解しよう


バドミントンコートの名称を理解するうえで大切なのは、
「どのラインが何を示しているのか」、そして
「サービスコートをどう使い分けるのか」という2点です。
一見すると線が多くて難しそうに感じますが、
役割ごとに整理して見ることで、コートの構造はぐっと分かりやすくなります。
ラインやサービスコートの意味が分かれば、ルール理解・判定の納得感・プレーの安定感にもつながります。
本記事では、バドミントンコート名称について次のポイントを整理しました。
- バドミントンコート全体図と、名称の考え方
- サイドライン・サービスラインなど、主要ラインの役割
- ライト/レフトサービスコートの使い分けルール
- シングルスとダブルスで異なるラインの扱い
- ライン幅やサービスコートに関するよくある疑問(FAQ)
コート名称を正しく理解しておくことで、
試合中の迷いが減り、プレーや観戦がよりスムーズになります。
ぜひ本記事の内容を参考に、自信を持ってバドミントンを楽しんでください。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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コート名称を理解したら、次に押さえておきたいのがサーブルールやコート周辺のルールです。
こちらの記事で詳しく解説しています。









